サーフィンにはまった理由

今テレビを見ていて、ラマーというレイカーズの選手の一言にハッとした。 彼がバスケットボールにはまった理由は、お母さんが亡くなって以来いろいろ辛いことがあり、バスケをしている時は全てを忘れられたからと言っていた。 そういえば・・・・私がサーフィンにはまったのも同じ理由だ! サーフィンを始めたときは波なんて乗れないし、泳げないし、船酔いするし、その後数ヶ月がんばってみたものの、才能がないんだなぁ・・・って続かなかった。 でも父親が亡くなった時、生前やさしくしてあげられなかったことに自己嫌悪・・・まさに「親孝行したい時に親はなし」で、半年間は落ち込んで、仕事以外はほぼ家に引きこもった。 でも鵠沼海岸に住んでいたせいか、周りの人はいつもサーフィンについて楽しそうに語ったり、雪が降っていても海へ向かっていた。不思議に思ったその時の海。 こんなにみんながハマるのには何かがあるのかな?って思い、またサーフィンに興味を示した。 まず春に泳ぎを克服することから開始。時間のあるとき市民プールへ通い、泳ぎの練習。夏が来たら会社を辞めて、サーフィンに専念してみた。 運動神経はかなりいいはずなのに、サーフィンだけはなかなかうまくいかない・・・ できないからこそもっとはまり、行けるとこまで突っ走ろう!と決意。 ふと気付いたたった今、サーフィンを始めた理由はすっかり忘れていた。それどころか、当時の心の痛みもすっかり忘れている。しかも今はハワイにいる。 思い返せば、突っ走っている間は周りを見れず、いろいろなものにぶちあったったり、落し物をしたり、なんかいろいろあったけど、 「Everything happens for reasons」(全ての出来事には理由がある) サーフィンを通していろいろな人に出会い、いっぱい笑って、いっぱい失敗し、いっぱい学んだ。 最近は学校が同じくらい楽しいから、サーフィンとの間にちょっと距離があいたけど、改めて思う・・・ サーフィンと出会って本当に良かったなぁ。